自律神経の乱れからくる冷え症、それに伴う眠りの浅さ ゆえの睡眠不足。
お風呂に長時間入ったり、急に熱いお風呂に入ることで、交神経が高まり自律神経が乱れてしまいます。
人の身体は温度差に弱いのです。
特に冬は、寒いからといってかけ湯もせずに、いきなりザブンとお風呂に入ってしまったりすると、外気とお湯との温度差に身体がついていけないのです。
例えば、割りと一般的な温度である42度のお風呂に入るということは、自分の体温(約36度)よりも6℃程も高いお湯を地肌に直接浸している状態とです。
お湯の温度と体温との温度差が大きければ大きいほど交感神経が高まりますが、果たしてこの6℃の差は大きいのでしょうか。
入浴時の体への負担を減らす
入浴時の身体への負担をなるべく下げるために、交感神経と副交感神経のバランスの取れるお風呂の入り方をご紹介します。
- 就寝の2~3時間前に入浴
- 入浴前にコップ一杯の常温のお水を飲む
- お湯に浸かる前にかけ湯をする。足先から徐々におへそのあたりまで
- 化粧をしている場合は、かけ湯をしたら入浴前にメイク落としをしてしまう
- 半身浴(お湯の水位はミゾオチくらいまでの)
- 入浴中上半身は濡らさない(濡れると寒いので)
- 38℃から40℃までのお湯
- 入浴時間は20分から30分間ほど
- お湯が冷えてきたら湯船の詮を抜きお湯を減らして、足し湯で温度調整する
私もリラックスするためには、温かいお湯に肩までゆっくり浸(つ)かるのが当たり前だと思ってましたが、肩まで浸かるのをぐっとこらえ半身浴を試してみてから、その気持ちよさにハマりました。
38℃のお湯での半身浴は寒いんじゃないか?と思ってましたが、逆です。
考えてみれば、38℃のお湯は自分の体温よりも2℃も高いので体を温めるには充分な温度なのです。
しかも15分ほど経つと自然と上半身から汗がドバっと出てくる 程、体の芯から温まる感覚です。
(ただし、あまり汗がボタボタ出てくるのは良くないそうです。私は最初はすごい汗が出たので「これぞデトックス!」と嬉しかったですが笑)
ここで気を付けたいのは、汗で上半身が冷えることです。
気化熱で体温が失われることは避けたいところ。
冬場は肩のあたりが寒いので、乾いたタオルをかけて半身浴すると良いです。
熱いお湯に浸かり過ぎることのデメリット
逆に 42℃以上の熱いお湯に浸かると体の表面だけ熱くなってしまい、体の芯までじっくり温まる頃にはノボセてしまいますね。
急激な外部の温度と体温の差を急激に変化をさせないことが、体への負担を下げ、結果的に副交感神経と交感神経のバランスを保ちますので夜の眠りを妨げることは無くなります。
お風呂にはいるタイミング
寝る前の3時間前にお風呂に入れるかなぁ、と私の生活を想像すると難しいかもと思うんです。
このから私的な話です。
私は平日、仕事を終えて19時半に帰宅します。働き方改革を騒がれるこのご時世て働き過ぎなのでは?と思う今日この頃。
すぐに部屋着に着替えて、テレビを付けて駅前で買ったコンビニのお弁当の夕食を終えると、なんやかんや21時くらいになってしまうのです。
朝は7時には起きないと間に合わないので、7時間位寝るには24時には寝ていたい。
となると、寝付きのワルイ私は23時には寝る準備をしてベッドに入りたいので、リミットは2時間しかないの!なぜこの母なる地球は1日を24時間としたのか。
でも朗報です。少なくとも就寝時間の90分前にはお風呂から上がっておくことで、睡眠が深くなるという論評もあるそうです。
夕食後に21時過ぎ頃からゆっくりお風呂に入ることを心がけてみます。
皆さまも、半身浴で体の芯と心の芯も温めてゆっくり睡眠が取れるようにしましょう。
※半身浴は正しい入浴方で入ることをオススメします!