ACとそうじゃない人の 線引き ってどこでしょうかね。
アダルトチルドレン(以下AC)に関して学んだ事をまとめてみます。
線引きは出来ない。グラデーションだから
ACの特徴
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感情の表現が下手
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自分の感情が分からない
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自分の本当に楽しいことが分からない
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やる気・気分の移り変わりが早い
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優柔不断である
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お金 や 労力 や 時間 などの人生の資産を自分のために利用するのが下手
こんな特徴があり、更にこれらの特徴に自分では気づきにくい人達である。とのことです。
お悩みじゃないですか?
みたいなAC関連の書籍がありますが、多少なりとも現代人の誰しも当てはまるよなぁって思うのです。
楽しいこと、嬉しいこと、喜びを日々見つけながらいずれ死んでいくのが人間ではないかなと。
AC判断テストみたいなもので対象の読者の間口を広げて本を売るための作戦かもしれませんが、じゃあ この生きにくさや不安な気持ちをどうしたら良いの?? って解決方法が、そういった書籍の中では解決できてない事があります。
私の経験だと、ACの書物の買い方に特徴がある気がします。
ACに悩む人は、娯楽の書籍(小説や写真集や詩集)よりも、問題解決系の書籍(自己啓発やハウツー本)を買う頻度が高い気がします。
本は「楽しむもの!」と考えるか、本は「答えを得るもの!」と考えるか。
読書を単なる楽しみするのか、何かの答えを探すために読むのか、の違いは本そのものに対するとらえ方が異なりますね。
本に対して何か答えや拠り所を探しているのです。
AC関連本を手に取る行為がACを助長している気がしなくもありませんが・・
上記のACの特徴を見ると、楽しむというよりは答えを与えてもらいたくてけなげに頑張っているような気がします。
自分の殻を破ってACを癒やしたり、自分自身のACを認めて活かしていく方法などで少しでも生きやすくなると思います。
こういう心の症状を線引きするのは難しく グラデーション なのです。
全人類がグラデーションです。
あのひとは大人っぽいな、でも心を許すと子供っぽいな、とか(笑)
無理なくポジティブに転じれるといいですね。
自信がないから困ってるの
自分の感じ方を信じる
↓
自分の考えを信じる
↓
自分の行動を信じる
自分の軸をどれだけ不安に感じずに信じて行えるかがカギです。
ACの人は、自分の感じ方に自信が無くなってきているので、他者の意見や参考の書物やTVの有名人の意見を探しもとめがちです。
例えばグルメ本でこんな事がかかれていたとします。
今一番流行っています。
しかも塩ラーメンは絶品。
塩はどこどこの岩塩を使用し・・
自然食材で健康にも良い・・
ACの特徴は編集者が書いた意見を参考にし、実際に食べに行ったとします。
実は塩ラーメンはあまり好きではなく美味しく感じなかったとしても、自分の感じ方に自信がないので「これが今一番はやっている美味しい味なのか」と自分の感情を上書きしてしまいます。
そして他の人に伝える時には「あそこの塩ラーメン食べに行ったよ。やっぱりどこどこの岩塩を使ってるだけあって美味しかったよ。」と堂々とグルメ本に書いてある事を自分の意見の様に語ることもあります。
美味しくないと自然に湧き上がった感情を押し殺して、本に書いてあったから「これが美味しい味なのだ」と自分を言い聞かせることで拠り所を見つけ安心し、しかも周りの賛同を得たいのです。
そもそも自分は塩ラーメンあまり好きじゃないから別に行かないと判断してもよいはずです。
ですが、誰かの意見を取り入れてしまいがちです。
その「誰か」は主に親を投影できる人と言われています。
また、ACの「お金 や 労力 や 時間 などの人生の資産を自分のために利用するのが下手」という特徴は厄介です。
スポーツは健康に良いし心もポジティブになる。心にも体にも良いという事を分かっているのですが、出来ないのです。
どういう思考かというと、
スポーツをするためのお金を使う意味が分からない。(自分のランニングシューズを買うなら家族のために使いたい)
スポーツをするための労力を費やせない。(休みは寝ていたい)
スポーツをするための時間を割けない。(残業時間を削れない)
あれこれ理由をつけて自分のためにスポーツをすることは無駄に感じてしまうのです。
これではなるべくポジティブにはなれません。
アダルトチルドレンを癒す
ACの癒やし方は Google や Youtube で検索すると沢山出てきます。
なるポジがオススメしたい癒す方法(訓練方法)をあげてみます
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休日こそ早起きする
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身だしなみを整える
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独りで外出する
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自分のためにお金を使う
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軽い運動をする
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外で人に会う(なるべく1対1で)
以上の様なものがオススメです。
休日はついダラダラと寝て過ごしてしまうのですが、生活リズムが狂うのでよくありません。
寝過ぎると頭の血管が広がりすぎて偏頭痛が起こることもあります。
平日と同じ時間、もしくは平日より1時間早く起きます。
そして夕方になるまでは寝ない。
寝ないコツは外出することなのですが、まぁ最初は無理をせず。
休日はダラダラと寝間着のまま過ごしてしまいがちですが、朝起きたら一番で寝間着から部屋着、部屋着で寝る人は外着に着替えてしまいましょう。
外着に着替えると、部屋着よりも動きたい気持ちが出てくるためです。
また、寝間着や部屋着だと布団に入りやすいです。
布団に入ってしまうと暖かくて眠気が襲いますし、配送屋さんのインターホンにも居留守をしちゃいます。
朝起きたらすぐに外着に着替えちゃいましょう。
・散歩にいく
・本屋で立ち読みする
・カフェ(ドトールとかスタバとか)で買った本を読む
・ウィンドウショッピングをする
・展覧会に行く
・音楽会に行く
・マッサージに行く
海外に自分探しの一人旅・・ほど大げさなものではなく、独りで色々なものに触れることです。
色々なモノに触れ動く感情をじっくりと観察する訓練ができます。
楽しい、気持ちい、悲しい、寂しい、面白い、嬉しい
感動する事を観察し、自分はこういうものに心を動かすのか、と観察しましょう。
人見知りが強い方はウィンドウショッピングの際に店員さんから声をかけられるのが苦手だと言います。
そんな時は、予め店員さんに「見ているだけ」の旨を説明しちゃいましょう。
「お客様、お色違いもございますがご試着なさいますか?」
「いえ、スミマセン。今日は見てるだけです。(^_^;)」
こんな感じでOKです^^
自分のためにお金を使うという行為がなかなか難しい。
ACの特徴の一つとして、自分の欲しいもよりも他人が欲しがっているものに依存する傾向があるようです。
例えば家族が欲しがっているような商品をお店で手に取ってしまいます。
終いには本当にこれは自分のためになるのかな?等と何も買う事が出来ないのです。
普段自分の本当に欲しいものが買えない分、仕事などでストレスがたまると、いきなり高額な無駄遣いをしてしまったりします。
ですので、無駄かもしれないと思う小物でも、手元にあった事を想像して、少しトキメキを感じるのであれば買ってみる。
ときめくものを身近に置くことは大事です。ときめく物への投資は無駄遣いじゃないと思います。
軽い運動とは、ウォーキングで十分です。
食後の散歩などがよいでしょう。
筋肉を動かす事は沢山のメリットがあります。
筋肉を動かすことは鬱の症状も軽減されると言われていますので、ネガティブになりがちなACの特徴を好転させる手助けになることでしょう。
外で知人に会うことで必ず体を動かすでしょうし、笑顔にもなることでしょうし、色々な感情が揺らぐことは間違いありません。
小学生の頃に友人と外で遊ぶのと同じ感覚を思い出していただくと良いかと思います。
ここでポイントなのが、自分のほうから相手を誘う ということです。
相手の為に時間を割くことはできるACの特徴で、自分から誰かを誘うより、誘われて時間を作る事のほうが多いようです。
休日空き時間があったら、気のおける知人に約束を付けて積極的に外出すると良いと思います。
参考になった書籍
なぜ、あなたのアダルトチルドレンは改善されないのか?
何もいいことがなかった日の君へ
世界が変わる! アダルトチルドレンの自己観測
子どもを生きればおとなになれる
最後に参考動画を貼っておきます。